海馬傍回付近のMRI画像を解析し、萎縮の状態を数値で表し、前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症診断の支援情報を提供します。
世界的に最も多い神経変性疾患です。この病気は、脳内で特殊なタンパク質異常が起こり、脳内のニューロン・シナプスが脱落していきます。脳内の神経細胞がどんどん壊れ、脳が次第に萎縮していき、知能、身体全体の機能も衰えていきます。症状としては、『ものわすれ』というのが一般的です。
撮影の間、動かないでいられる被験者であれば、問題有りません。脳MRIで行えますのでの撮影には少なくとも15分はかかります。
また、50歳以上の被験者(50歳未満の場合、萎縮に関して偽陽性を呈することがあります。)を対象としています。若年(65歳以下)発症のアルツハイマー型認知症では、海馬傍回付近の萎縮よりも帯状回後部から楔前部および頭頂側頭葉皮質の萎縮が優位な所見の場合があります。検査結果はレポートとしてお渡し致します。