吉田病院TOP > 吉田病院について > チーム医療

理念

理念

チーム医療

緩和ケアチーム「ほほえみ」の紹介

 「緩和ケア」は、がんや病気の治療の初期段階から行う、身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を和らげるための医療です。慶友会吉田病院緩和ケアチームは2010年7月より、医局、看護部、相談課、栄養課、リハビリ課、薬剤課が協働し、毎週多職種カンファレンスを開催しながら活動しています。「私たちは、チームで患者さん・ご家族のつらさの緩和、より良い生活を目指し支援致します」をモットーとしています。
 辛い症状の緩和、過ごしやすい工夫をした生活を目指すことをお伝えし、患者さんの希望に合わせて支援させて頂いております。現在は、入院療養の患者さん、外来通院中の患者さん、訪問看護のサービスを利用しながら療養されている患者さんの支援をさせて頂いております。対象となる方は、がん患者さん、慢性疾患で症状が辛い患者さんを中心に、診断時から最期の看取りの時期まで対応しております。患者さん、ご家族の方、ケアに難しさを感じている医療チームの皆様の相談をお受けしますので、医師、看護師、相談員に気軽に声をかけて下さい。どうぞよろしくお願い致します。

看護師(緩和)

D-NSTチーム活動紹介

 Decubitus ulcer Team(褥瘡対策チーム)はH14年に褥瘡対策委員会が発足、Nutrition Support Team(栄養サポートチーム)は、H18年にNST委員会が発足してから活動を行っています。
 NSTの目的は、栄養状態を判定し、その患者様に最もふさわしい栄養管理を指導・提言することで患者様の治療、回復、退院、社会復帰を支援し、更に各委員会との連携、相互協力をすることです。褥瘡治療には栄養管理が不可欠であり、H23年より連動して活動しています。
 当院は、日本経腸静脈栄養学会認定NST稼働施設であり、医師をはじめ、管理栄養士、薬剤師、看護師、言語聴覚士、臨床検査技師のメンバーで、NST回診や症例カンファレンスを活発に行っています。(NST専門療法士3名が在籍しています。)栄養、食事、嚥下に関する事、また、経腸栄養や静脈栄養について興味ある方は、是非、一緒に活動していきませんか?
 また、皮膚・排泄ケア認定看護師、日本褥瘡学会認定褥瘡看護師、創傷オストミー失禁管理学会臨床スキンケア看護師と専門資格を持つ看護師とNST専門療法士が、病棟看護師やコメディカル職員の協力のもと、褥瘡回診に回っています。褥瘡治療に興味のある方も御一緒してみませんか?
 頼られるD-NSTを目指し、切磋琢磨して勉強していけるよう活動しています。

看護師(NST)
D-NST委員会専任委員 森千秋(写真:右)

ICT(感染対策チーム)活動紹介

 ICT(Infection Control Team:感染対策チーム)とは、院内で発生するさまざま感染症から患者さんやご家族様、職員を守るために活動を行う組織です。チームは医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、感染管理認定看護師(ICN)等、多職種で構成され組織横断的に病院全体の感染対策活動を行っています。
 ICT(感染対策チーム)活動内容は、「院内の感染症発生状況を把握しアウトブレイクの早期発見と対策」、「定期的に院内ラウンドを行い現場の監視と指導」、「薬剤耐性菌や中心静脈血流感染等の監視(サーベイランス)」、「感染対策の研修の実施」、「院内感染対策マニュアルの作成」、「職員の感染対策」、「感染症や感染対策に関する相談の対応」等です。また病院外では、慶友会グループの老人保健施設等に対しての感染対策の研修や相談の対応も行っています。 感染症は診療科や老若男女も問わず全ての人に関わる可能性があります。コロナウイルス対策はもちろん、近年は新たな薬剤耐性菌や新型のウイルスの出現の話題も聞かれ、感染対策は益々重要になってくると考えられます。我々ICTは院内全ての部署と協力し、出来る限り院内での感染症の発生を抑え、安心/安全な医療を提供できるように努力いたします。

看護師(ICT)

医療安全管理室の紹介

 医療安全は医療の質にかかわる重要な課題であり、安全な医療の提供は医療の基本となるものです。医療安全の必要性・重要性を認識し、医療安全管理体制の確立を図り、安全な医療の遂行を徹底することが重要と考えています。医療安全管理室では医療安全に関する職員への教育・研修、医療事故を未然に防止するとともに、発生した事故に関する原因の分析・調査を行い、再発防止策を検討・協議するなど病院全体の医療安全管理に取り組んでいます。

看護師(ICT)

【 医療安全管理体制組織図 】

医療安全管理体制組織図

【 医療安全指針 】

こちらからご覧いただけます


【 業務内容 】

 1、 医療安全に関する指針やマニュアルの整備

 2、 医療事故発生時の指示・指導・調査

 3、 医療安全に関する行事や研修会の開催

 4、 医療安全に関する啓発・広報活動

 5、 医療安全に関する相談窓口

 6、 インシデント・アクシデントなどの収集・分析・対策

 7、 週1回程度の医療安全カンファレンスの開催

 8、 事例検討会や事故調査委員会の開催


【 主な活動 】

 医療安全に関する啓発・広報活動

官公庁やメーカーから発信された医療安全情報やインシデント・アクシデント事例からの広報を行っています。
・医療安全ニュース
・医療安全情報(日本医療機能評価機構)

 医療安全管理委員会を毎月1回定例開催

院内で発生したインシデント事例を検討・分析して医療安全対策に役立てています。

 インシデントレポート情報の共有と公開

インシデントレポートシステムに入力された情報を週1回のカンファレンスで共有し、医療の質向上、医療安全対策に役立てています。

 研修会の開催

病院全職員を対象に医療安全に関する研修会などを実施して、職員の安全に対する意識の向上を図ります。

 院内ラウンド

職場環境や療養環境が安全であるか確認するために定期的に行っています。

 医療安全カンファレンス

インシデント報告のうち重要事例と判断した事例において、週1回原因究明及び対策を検討し、部署に立案した対策をフィードバックしています。


【 安全対策の例 紹介 】

 患者間違いを防止するための取り組み

当院では、外来診察時及び検査や処置時にお名前と生年月日を名乗っていただいてご本人かどうかを確認させていただいています。また、入院されました場合、リストバンド(手首に巻くベルト)をつけさせていただき配薬・配膳の際などにフルネーム確認を行っております。

 注射剤誤薬投与防止のための認証システム

入院治療中の注射剤投与の際は、注射液に添付されたラベルのバーコードとリストバンドを患者認証システム(小型端末機)で認証し、投与内容に間違いが無いかの確認を行っております。

 転倒・転落防止対策

転倒・転落アセスメントスコアシートを用いて、既往・症状などから患者さんの危険度を正確に把握することに努めています。危険度を3段階評価し、危険度ごとの対応策を講じております。


Page Top