私たちの臨床研究センターは、2024年4月に設立され同年8月には旭川市内の民間病院として初めて「文部科学省科学研究費助成事業指定研究機関」(機関番号:90106)に承認されました。これにより「民間病院からも研究を行える時代」を実現し、臨床に直結する研究の推進体制を整えています。
私たちは、研究のための研究ではなく、患者さんの診療に還元される研究を追求し、がん診療を主軸に基礎研究から臨床応用まで一貫した体制を構築しています。特に、慶友会の緩和ケア病棟を活用し、診断・治療だけでなく、患者さんを支え続ける医療の重要性を科学的に検証しています。
さらに、前理事長の方針である予防医学を基盤とし、地域医療への新たな貢献を目指しています。がん診療にとどまらず、疾病の早期発見や予防医療の発展にも注力し、医療の未来を切り拓く研究を推進しています。
臨床研究を通じ、医療の進歩に貢献し、患者さんがより良い治療を受けられる未来を実現するため、私たちは歩みを進めていきます。
■コンセプトは「三重螺旋構造のDNA」
かつてアメリカの科学者ライナス・ポーリングが提唱したDNAの三本の螺旋説。
のちに間違いであるとされ、それをヒントにしたワトソンとクリックの「二重螺旋モデル」に栄誉を譲ったこの「三重螺旋」を、あえて「間違いを恐れない研究のシンボル」として使用しました。
「DNAの三本線」には、2本の鎖を遺伝子の運命とするならば、それと同じくらい強い意志で未来を描いていくという、運命に負けない「物語をつないでいく道」という意味も込められています。
ロゴのシンボルマークは、計る器具である「砂時計」をモチーフにデザインされたものです。
見方によっては立方体が浮かび上がってきたり、y(yoshida:吉田病院の頭文字)やX(未知数・掛け算)、k(keiyukai:慶友会の頭文字)を鏡合わせにしたような文字が見えたりと、様々な見方ができます。
「常識にとらわれない」「新しいものの創造」という信念のもと、「三重螺旋構造のDNA」を、当臨床研究センターを象徴するシンボルマークとしました。
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