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臨床検査課

臨床検査課

臨床検査課について

はじめに

臨床検査課には、10名以上の臨床検査技師が所属し臨床検査室・生理検査室に分かれて 業務を行っています。臨床検査室は、1階にあり2006年に医療法人として国内で初めてISO15189を取得しています。生理検査室は、2階にあり全員女性技師で、超音波検査士が在籍しています。私たちは、皆様により役立つ検査結果を報告できるよう日々努めています。わからないこと・質問などがありましたら、気軽に声をおかけください。

臨床検査とは

医師が病気を診断し治療していくためには、患者さんのからだの状態を知らなければなりません。からだの状態を知るためには、それにまつわる様々なサインを確認していくことが大切です。この様々なサインを確認するために診察がおこなわれ、それらを確かめるために臨床検査がおこなわれます。 患者様の体からでるサインは、様々な形であらわれます。これらのサインを、検査を通して把握し、病気の原因の追求を行うことが臨床検査の重要な役割となります。臨床検査は病気の診断だけでなく、治療の方針を決める大きな手助けにもなります。また治療経過の確認や重症度の判定、回復の度合いなどにも利用されています。

臨床検査技師の役割

臨床検査という分野は、医師が適切な診断や治療を行うには、患者さんから得られた検査情報を正確に評価する必要があることから設けられたものです。これらの検査情報を得るための専門的な技術と知識をもつ職能集団が臨床検査技師です。 臨床検査技師の業務は、医師又は歯科医師の指示の下、検体や患者様の身体から得られた検査情報を正確に分析・評価し、それを医師に報告することです。

臨床検査技師になるには

臨床検査技師になるためには、臨床検査技師に必要な基礎科目や専門科目を最低3年間修得した後(卒業が要件)、臨床検査技師国家試験に合格する必要があります。その後、厚生労働省に臨床検査技師免許を申請し、臨床検査技師として登録すると臨床検査業務に従事できます。

登録認定証

ISO15189とは

ISO15189は2003年2月15日にスイスのジュネーブにある国際標準化機構(International Organization for Standardization : ISO)によって臨床検査室に特化した国際規格(グローバルスタンダード)として設定されたものです。正式にはISO15189 :2003「臨床検査室-質と適合能力に対する特定要求事項」という名称です。
ISO15189の規格は患者さまの診療に不可欠な医療情報を提供する臨床検査室の質の向上と臨床検査室の実力の認定のための国際基準を提供する目的で作成されたもので、国際的にも臨床検査室の認定基準として広く受け入れられています。
ISO15189 :2003の臨床検査室の認定作業は2005年4月から財団法人日本適合性認協会(JAB)により行われています。 〔2012年11月1日付けでISO15189 :2012(第3版)が発行されています〕

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