先月は最高の感染対策によって2度目のコロナを封じ込めることができました。これは感染対策委員会を先頭に、院内情報共有ポータルサイトなどを活用して職員全員が情報を共有したこと、そして高い意識をもって事態に対処した、その結果です。保健所からも吉田病院の感染管理は非常に優れている、と高く評価され、外来も止めることなく4階限局で最後まで乗り切ることができました。

発熱外来やワクチン接種を通じて地域の健康増進に貢献していることも改めて誇りにして良いと思います。これはすなわち、この２年間の皆さまの弛まぬ努力が着実に慶友会のステップアップに繋がっており、慶友会を動かす原動力となっているのです。このことを皆さまとともに実感できることがとても嬉しいです。

そして実は、そのような迅速かつチームワークのよい対応ができた背景には、日ごろから職場環境がきっちり整備されていることがベースにあり、そこには施設管理課の方々の献身的な活躍があったということを、この場で皆さまと共有したいと思います。

施設管理の8名のスタッフについて今までお話したことはありませんが、改めてお伝えします。

ひと冬を通じて行われた朝5時からの除雪作業。前日の天気予報を調べてからチームで動くという、非常に大変な作業だと思います。私も一度見たことがありますが、真っ暗な中ひらすら除雪作業をする姿勢は頭が下がる気持ちでいっぱいです。これは、全て職員や患者様の為に行っていることです。

また、コロナ感染時の病棟内のごみの廃棄や施設周辺の整備。全病棟の修繕や清掃作業。出来る限りのことをしてくれています。私も先日病棟をまわりましたが、壁が真っ白になり清潔感が出て、とても明るくなりました。そして、なによりスタッフも笑顔で活き活きしていて、相乗効果が素晴らしいと思いました。建物自体は随分と古くなってしまいましたが、こうして個々の職員が心をこめてメンテナンスをしてくれて成り立っていることに本当に感謝したいと思います。

さて、雪解けとともに私たちも新しいステージへと入ります。

病院には新たにDPCが導入されます。医局には新戦力として岩重先生が入局されます。

そして、25名ものフレッシュな新卒職員を迎えることになりました。

この中には看護師18名が含まれており、今までこれほど多く入職されたことはありません。この人数には澤田看護部長の努力が多くあるかと思います。こうして、看護師の採用も着実に進み、今週からは2F病棟も再開し、これで全病棟が稼働します。

この2年間培った私たちの力を、春の訪れとともに一気に解き放っていきましょう！