このたび、当臨床研究センターに所属する梁田啓先生、吉田遼平先生らの英語論文が、2025年5月27日付で、Springer Natureが刊行する国際学術誌『npj Precision Oncology』に掲載されました。

本研究は、肺の希少がん「浸潤性粘液性腺癌（IMA）」に対して分子標的薬「ソトラシブ」を使用した治療経過を報告し、治療中に確認された血管内皮増殖因子A（VEGF-A）の発現上昇が、薬剤耐性に関与している可能性を示したものです。

本論文は、個別化医療（Precision Oncology）分野において、今後の治療戦略に新たな視点を与える重要な症例報告と位置づけられています。

【論文情報】

論文タイトル：

Sotorasib resistance in KRAS G12C-mutant invasive mucinous adenocarcinoma with implications for VEGF-A

掲載誌：npj Precision Oncology（Springer Nature）

掲載日：2025年5月27日

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