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再検査

胃カメラを受けてみませんか

健康診断で、胃の検査がある方も多いのではないでしょうか。①

当院でもABC健診(ヘリコバクターピロリ、ペプシノゲン検査)、胃部X線検査を行っており、二次検査の該当になった方には、胃部内視鏡検査を受けて頂いております。

1.がん死亡率

胃がんの罹患率は40歳代後半以降に高くなります。日本全体では、ひと昔前の同年代の人々と比べると、人口10万人あたりの罹患率は男女とも大きく減っていますが、高齢化のために胃がんにかかる人の全体数は横ばいとなっています。

日本人の胃がんによる死亡率は、男性2位、女性4位と死亡原因の上位に位置しています。

このグラフは胃がんの5年生存率を表しています。ステージⅠの段階で発見できれば、94.9%の生存率ですが、それ以上ステージが進んでしまうと、生存率が大幅に下がることがお分かりいただけるかと思います。

胃がんでは、がん検診(異常が疑われたら二次検査)を受け、早期発見し、早期治療をすることが大事になってきます。

グラフ

 

2.胃がんリスクを高める要因3 (1)

胃がんのリスクを高める代表的な要因は、ピロリ菌と塩分の摂りすぎ※です。

一つ目の要因はピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)です。ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜が薄くなり、胃がんになりやすい状態になってしまいます。現在、ピロリ菌は保険適用で除菌することが可能です。除菌効果もあり、ピロリ菌が原因となる胃がんは減少傾向にあります。

二つ目の要因は塩分の摂りすぎです。食塩そのものは、発がん性の物質ではないですが、摂りすぎると胃の粘膜の細胞が傷つき、発がん性の物質が取り込まれ、がん化しやすくなると言われています※。干物や漬物などの塩蔵食品も、摂りすぎると胃がんのリスクを高めるため注意が必要です。

※参考:国立がん研究センター がん情報サービス

 

3.吉田病院二次検査の予約・実施の流れ

胃部内視鏡検査(胃カメラ検査)は事前予約が必要です。

 

①受診・検査予約をする

ご都合の良いお日にちを決めて頂き、検査日時を決定します。

検査前に診察があるため、ご予約時間は原則8:30(月~土)でお願いしております。

ご予約の際には、以下の内容を確認させていただきます。

休薬

 

お電話もしくは、インターネットにてお問合せください。

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②検査前日

・ 検査前日の夜9時以降は絶飲食となります。(口を湿らす程度の飲水はかまいません。)

・ お煙草を吸われる方は、検査当日の禁煙をお願いしています。

・ 睡眠は十分に取って検査にお越しください。

 

③ 検査当日(検査前)

・ 朝8時30分に来院してください。

・ 医師の診察を受けて頂き、胃カメラ検査に呼ばれるまで待合でお待ちいただきます。

・ 鎮静剤を使用しての胃カメラ検査をご希望の場合は、準備等で待ち時間が長くなることが予想されますので、ご了承ください。

図⑤

 

④ 検査当日(検査中)

・ 胃カメラに必要な前処置を行い、検査実施となります。何か不安なことがあれば、検査室内にいます、医師または看護師に遠慮なくお申し出ください。

図⑥

 

⑤検査当日(検査後)

・ 医師より検査所見について説明を致します。胃カメラ時に、ピロリ菌の検査をした場合は、検査終了後ピロリ菌の結果が出るまでの間お待ちいただくことがあります。また、胃の生検をした場合は結果が出るまでに約1週間~10日かかりますので、後日改めての説明となります。

・ 検査後ものど麻酔の影響が残っていますので、飲水再開時間については医師の指示に従ってください。

図⑦

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