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便潜血で陽性(+)が出たら再検査をうけましょう!

便潜血が陽性(+)の結果が出た方は、再検査を受けていますか?

大丈夫だろうと思って再検査を受けていない人はいませんか?

今回は、便潜血検査で陽性(+)になったらどうしたら良いのか、お伝えします。

 

1.便潜血検査が陽性ってどういうこと?図①

便潜血陽性(+)とは、採取していただいた便の中に、血液が混じっている状態のことを言います。

便潜血が陽性になる理由としては・・・

大腸がん大腸ポリープが便とこすれて出血し、その血液が便中に潜んでいる可能性が考えられます。痔がある方や良性のポリープでも、便潜血が陽性となる可能性はあります。

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2.大腸がんの死亡率

がんによる死亡率は、年々増加しており、1981年以降、日本人の死亡原因の第1位を占めています。

大腸がんは、かかる人、亡くなる人、ともに年々増加しており、肺がんに続き、死因の第2位となっています。北海道の大腸がん死亡率は、男性が全国9位、女性が4位と全国的にも上位に位置しています。

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3.大腸がんは早期発見が大事!

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グラフを見ると、病期がⅣまで進むと、生存率が大幅に下がっていますね。Ⅰ~Ⅲ期のうちに発見できると、5年生存率が格段にあがります。早期発見、早期治療が大切になります。

 

4.二次検査の予約・実施の流れ

大腸がんの早期発見、早期治療を行うためには、まず健診を受けることが大切です。図⑤

そして、便潜血陽性(+)が出た時には、必ず二次検査を受けましょう。

 当院でも、大腸カメラなどの二次検査を受けることができます!

 

≪大腸カメラの流れ≫

①受診予約をする

大腸カメラを行う場合、最低2回の受診が必要となります。

ご都合の良いお日にちを決めて頂き、事前診察日時と検査日時を決定します。

お電話もしくは、インターネットにてお問合せください。

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②検査前の事前受診

実際に大腸カメラを受ける前に事前に外来を受診していただきます。図⑤

・ 医師による診察と問診:抗血栓薬(血をサラサラにするお薬)を飲んでいる方は医師にお伝えください。

・ 大腸カメラの検査についての説明

・ 前日から内服する下剤についての説明(検査で見やすくするために、腸の中をきれいにする必要があります。)

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③検査前日無題

・ 消化に良くて、大腸に残りにくい食事を心がけてください。                                      事前に渡された下剤を服用し、水やスポーツドリンクなどでの水分を多く摂取してください。

・ 睡眠も十分に取ってください。5

 

④検査当日(検査前)

・ 下剤(腸管洗浄液)を服用して頂き、何度か排便を繰り返しながら腸内をきれいにしていきます。

・ 状態が整ったら、検査用のパンツに着替え、検査室へご案内となります。

 

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⑤検査当日(検査後)

・ 医師より検査所見について説明を致します。ポリープ切除などの処置がなければ、検査後すぐに飲食が可能です。

・ ポリープ切除をした場合、そのまま1泊入院となりますのでご注意ください。

 

*検査に不安がある方は、静脈麻酔を使用して、ほぼ眠っているような状態で検査を受けることも可能です。ご希望の方は、診察時にお知らせください。

 

 

*どうしても大腸カメラは嫌だな…という方には3dct図⑨

という検査もあります。

CTで大腸を撮影し、コンピューター処理により大腸の三次元画像を作成してポリープの有無な

どを診断する方法です。

大腸カメラと比較して、痛みなどの苦痛軽減が期待できますが、組織検査やポリープの切除と

いった処置はできません。もし、処置が必要となった場合には改めて、大腸カメラを受けて頂く必要があります。

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