予防医療センター 巡回健診部TOP > 巡回健診部について
当センター巡回健診部は、慶友会グループが提供する「保健・医療・福祉の統合医療サービス」の中で、健診車による巡回型健康診断や吉田病院内における来院型健康診断、保健師や管理栄養士による健康相談や指導といった予防、健康増進医学の分野を中心とした事業を展開しております。
当センターと吉田病院とは密接な連携がとられており、健康診断受診後の各専門スタッフによるフォローやサポート体制といった安心のシステムが整備されております。また、スタッフの育成や精度管理の実践等、質向上のためのプログラムも、グループ全体で共通のものが用いられております。企業経営の基本は、人材育成であるともいわれております。健康な心身と快適な職場があって、はじめて安心して積極的に働くことができます。働く人々の健康を保ち「仕事へのやる気」を高めてこそ企業の発展、繁栄も約束されます。心身の健康を保つためには、健康診断に基づく健康管理を積極的に行うことが大切です。
当センター健診部は "Human Care System" をモットーとして、優秀なスタッフと充実した設備を活用し、北海道全域にわたり、働く人々の健康管理にあたっております。
予防医療センターには、巡回健診や施設内健診などの健康診断を行う健診部、および健診結果の管理や保健指導などの事後相談を行う健康サポート室があります。健診部では年間15万人余りの健康診断を行っています。私が赴任した平成18年4月から取り組んできた、比較読影の徹底など健診精度の向上はおおむね軌道に乗っています。また、未受診者への対応などの精度管理は、健康サポート室が主体となって進めております。
健康診断で行う各種検査のうち、胸部X線検査、胃部X線検査、便潜血検査は、それぞれ頻度の高いがんである、肺がん、胃がん、大腸がんを見つける目的を含んでいます。これらの検査方法は、集団検診目的で普及してきましたが、がんの検出頻度は必ずしも高いとはいえません。たとえば、肺がんならCT検査、胃がんなら胃内視鏡検査、そして大腸がんなら大腸内視鏡検査のほうが早期がんの検出頻度が高くなります。しかしこれらの検査を集団検診に用いるのは費用やマンパワーの点で無理があります。受診者の方にお願いしたいことがあります。健診の検査で要再検・要精検となった場合には、必ず病院で検査を受けていただきたいのです。しばしば自覚症状がないとの理由で検査を受けない方がおられますが、無症状のときにがんを見つける目的の検査ですので、どうぞよろしくお願いします。
平成23年度より従来の検診に加えて、新しい胃がん検診・ABC検診を導入しました。血液検査によって胃がんになりやすい方を選択し、それらの方に胃内視鏡検査を行う検診法です。逆にあまり胃内視鏡検査の必要のない方も分かりますので、ご利用お願いします。
健康診断では、近年増加している高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症などの早期診断ができます。これらの生活習慣病の予防や治療には、生活習慣の改善がもっとも重要です。健康サポート室では、保健師および管理栄養士による保健指導体勢をとっています。積極的なご利用をお願い申し上げます。
健康診断結果入力に関するコンピューターを高精度化し、スピーディーな処理が可能になりました。原則、2週間で結果をお知らせ致します。
医師、看護師、臨床検査技師、診療放射線技師など、総勢およそ200名のスタッフが責任をもって健康診断を実施致します。また、12台の巡回健診車を稼働させる事で、北海道全域での健康診断を可能にしております。
保健師、管理栄養士が責任を持ってサポートいたします。
当センター及び医療法人社団慶友会吉田病院では、各種機能評価等の第三者評価を積極的にうけ、提供するサービスの質の向上と継続的改善に努めております。