お知らせ
「今こそ、Humanature ~自然との共生~ with コロナ」
ステイホーム週間が明けても、未だ緊急事態宣言は解除されず、我慢の日々が続いていますね。
明るい出来事の少ない中ですが、よくよく見ると、はっとさせられるニュースも見受けられます。例えば、世界中の人々が活動を控えていることによって、「各地の街でCO2の減少が進んだ」とか、「空気がきれいになってヒマラヤの峰々が肉眼で見えるようになった」とか、「水の都・ベネチアの水路の水が透明になった」とか、ちょっとうれしくなるお話です。
こうした出来事に触れるにつれ、私たちはこれまでなんと地球を汚してきたのか、ということに改めて気づかされ、慄然とする思いです。地球を主語として考えるならば、それを破壊する私たち人間は「悪」であり、人間を駆逐するコロナウィルスこそが自然回帰への存在、そんな見方も出来るのかも知れません。
今回のコロナ・ショックは、私たち慶友会にとっても、日本社会にとっても、人類にとっても、大きな脅威であることは間違いないのですが、ここで皆さん、私たちのテーマを改めて思い返してください。
「Humanature ~自然との共生~」です。
このコロナウィルスも大自然の一部であり、私たちはそれと共生していかなければならないのだと思います。正に「with コロナ」ですね。西欧的なモノの見方では、これまで自然は「征服するもの」と捉えがちでしたが、そうではなく、私たちにとって自然は「共生するもの」なのです。コロナ・ショックの影響はまだ当分続きそうですが、これを「自然との共生」というテーマを持って、改めて生活様式を、医療の在り方を再考する機会にしていただきたいと思います。
5月もまだまだ油断は禁物です。皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
理事長 吉田良子