見逃すな!心筋梗塞のサイン
2010年4月28日
心筋梗塞 死の恐怖が突然あなたを襲う
心筋梗塞とは誰でもかかる可能性がある病気です。突然死ぬかと思うような激しい痛みが30分以上続き、冷や汗が出て、死の恐怖感を伴います。心筋梗塞の胸の痛みは実際に経験した人でないと、分からないといわれています。実際にこの痛みを感じたら、即刻救急車を呼ばなくてはなりません。
心筋梗塞の前兆
心筋梗塞の患者さんたちの9割以上の人が共通していることがあります。心筋梗塞が発症する前に狭心症という前触れの発作を経験しているのです。
心筋梗塞と狭心症の違いって?
健康診断などでコレステロール値でひっかかったときに「狭心症と心筋梗塞に注意」となるでしょう。しかし、狭心症と心筋梗塞ではなにがどう違うのでしょう?
狭心症とは、冠状動脈が動脈硬化で狭くなり血液の供給が少なくなり、心筋が酸素不足を起こします。この状態が一時的に起こり、痛みを生じる場合を狭心症と言います。狭心症の痛みは人によってさまざまですが、10数分で治まるのが狭心症の特徴です。急に体を動かしたり、寒いところに出たりした時に胸が痛くなる。就寝中、特に明け方に胸の痛みを感じる。心筋梗塞とは、冠状動脈の部分に血栓と呼ばれる血の塊ができ血管が詰まることがあります。そのような状態になると、その先には血液が流れなくなり、その部分の心筋が死んでしまいます。これが、心筋梗塞です。狭心症の動脈が狭くなるのと違い、完全に詰まってしまうのです。
原因は?
高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙や肥満あるいはストレスが上げられますが、一般に言われる成人病や生活習慣病と同じ危険因子が原因とされます。更に飲酒や喫煙の習慣があって、脂っこいものを好む人や、ストレスを感じやすい人などが上げられます。
また、若いときに運動をしていた人に、結構狭心症になる人が多く、運動をしていた時の食習慣を、運動を止めた後でも引き続き変えていない場合は、運動で消費されないエネルギーが、全て身体に蓄積されてしまいます。食習慣は家族の生活環境によっても決められてしまうので、核家族化した現在、食事を作っている母親の嗜好によって決められる部分が多く、母系による生活習慣病の傾向が最近目立っています。
マルチスライスCTで心臓を検査しましょう
今までは、狭心症の原因となる冠動脈(心臓をとりまく血管)の狭窄(つまり)を発見するために、直接手足の動脈からカテーテル(管)を入れていく心臓カテーテル検査が当たり前のように行われてきました。
しかし最近、新しいCT機器であるマルチスライスCTが開発され、欧米の一流病院では、心臓カテーテル検査に代わって、冠動脈の狭窄の発見に使われるようになりました。このマルチスライスCTを用いると、普通のCT検査のように、大きな輪のような機械の中を身体がくぐり、数十秒ほど息を止めるだけで、冠動脈の異常がわかります。造影剤を使う点では、心臓カテーテル検査と差がありませんが、動脈に針を刺してカテーテルを入れていく必要がないため、危険性はほとんどなくなりました。
これからは
心筋梗塞、狭心症にはマルチスライスCTが威力を発揮します。
一度担当医師、放射線技師にご相談ください。
医療法人社団慶友会 吉田病院放射線課