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マルチスライスCTで脳出血を予防しよう

2010年4月10日

巨人軍木村拓也コーチ(37歳)倒れる!試合直前ノック中にくも膜下出血

ある日突然

 あまりにも突然だった。午後5時40分頃だ。広島戦を前にしたシートノック。ノックバットを振ろうとした木村コーチに異変が起こった。右手にボールを持ったままよろめき、左手のバットを地面に突くようにして前のめりになり、本塁付近で額から倒れ込んだ。場内はあっという間に騒然となった。近くにいた捕手の鶴岡が駆け寄った。さらに阿部、小笠原、チームトレーナーらが次々と駆け寄った。首脳陣やナイン、チームスタッフら約30人がぐるりと囲む中、木村コーチは起き上がることができない。試合時の球場に常駐する医師が、AED(自動体外式除細動器)、心臓マッサージ、人工呼吸などを行ったが変化もない。まもなく到着した救急隊員の用意した担架に乗せられ、倒れてから約10分後、広島市内の病院に緊急搬送された。診断の結果は「くも膜下出血」。全く信じられない。あんなに元気だったのに…。1日に横浜スタジアムで言葉を交わした。「家の近くに夜遅くまであいているイオンがあってね。そこで買い物して自分で作って一人で寂しく晩酌よ」。木村コーチはいつもの笑顔だったタバコも吸うしお酒も大好き。宮崎出身だけに焼酎には目がなかったという。

「スポーツ報知」他、報道より

脳動脈瘤の破裂が引き起こすくも膜下出血

100410_1.gif 脳動脈瘤とは、脳の血管(脳動脈)にできる「血管のこぶ」です。 脳の表面にはたくさんの血管が走っており、まるで木の枝のように、太い幹となる血管から細い血管が枝分かれして脳組織に血液を送っています。「血管のこぶ」は普通「血管の枝分かれの部分」に発生します。こぶができただけでは何の症状もないのが通常ですが、ある日、突然、破裂して「クモ膜下出血」という恐ろしい病気を引き起こすことがあります。日本では今も年間約15,000人もの人々がクモ膜下出血で命を落としています。

こぶはなぜできるのか

 脳動脈瘤の原因は完全には解明されていません。 統計でみると、男性より女性に多く発生します。原因として、生まれつき脳動脈の壁に弱い部分があり、この部分に長年血流が当たり続けることで膨らんでくるという説が有力です。

100410_2.gifくも膜下出血の症状

 クモ膜下出血の典型的な症状は「突然の激しい頭痛」です。普通、脳動脈瘤は破裂する直前まで何の症状もなく、「突然の」という部分が特に重要です。クモ膜下出血から生還した人の多くが「まるで突然バットで殴られたような、これまで経験したことのない激しい頭痛を感じた」と証言しています。

マルチスライスCTとは?

 マルチスライスCTとは、体の輪切り画像を何枚も撮影してつなぎ合わせ、3次元画像を作り出せる最新医療機械です。たった10~20秒で検査が終わり、これまでのCTやMRIでは見つけられなかった病変も発見できるメリットがあり、特に病気の早期発見と予防に力を発揮します。

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 当院のマルチスライスCTで発見された45歳男性末破裂の脳動脈瘤です。小さなものは1-2 mmから大きなものは20-30mmを超えるものがあります。脳血管のある程度大きな場所に出来やすく、前方の脳血管に発生するものと、後方に発生するものに分けられています。

 脳動脈瘤は、かなり大きくなるか破裂するまで症状を現すことがありませんので動脈瘤を早期発見し、未然に破裂を防ぐことが重要です。

100410_4.jpgマルチスライスCTの良いところ

  • 従来のCTやMRIでは見つけられない小さな病変もわかる
  • たった10~20秒で検査終了
  • 従来のCTより時間が短いのでX線が少ない
  • 静かで短時間だから苦痛が無い
  • 病変の場所がはっきりわかる
  • 命にかかわる重大な病気を早期発見できる

 ※造影剤という血管を見えやすくするお薬を使用します(従来のCTよりも量は減りました)

担当医師、放射線技師に一度ご相談ください。
大事な家族を悲しませないように、マルチスライスCTで健康チェックを!

医療法人社団慶友会 吉田病院放射線課

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