2008年10月21日
1. 家庭血圧の降圧目標
| 診察室血圧 | 家庭血圧 | |
| 若年者・中年者 | 130 / 85mmHg 未満 | 125 / 80mmHg 未満 |
| 高齢者 | 140 / 90mmHg 未満 | 135 / 85mmHg 未満 |
| 糖尿病患者 腎臓病患者 心筋梗塞後患者 |
130 / 80mmHg 未満 | 125 / 75mmHg 未満 |
| 脳血管障害患者 | 140 / 90mmHg 未満 | 135 / 85mmHg 未満 |
注:診察室血圧と家庭血圧の目標値の差は、診察室血圧140/90mmHg、家庭血圧135/85mmHgが、高血圧の診断基準であることから、この二者の差を単純にあてはめたものである。
2. (診察室)血圧に基づいた脳心血管リスク層別化
| リスク層 (血圧以外のリスク要因) |
正常高値 130-139/ 85-89 mmHg |
1度高血圧 140-159/ 90-99 mmHg |
2度高血圧 140-159-90-99 mmHg |
3度高血圧 ≧180≧110 mmHg |
| リスク第一層 (危険因子がない) |
付加リスク なし |
低リスク | 中等リスク | 高リスク |
| リスク第二層 (糖尿病以外の1-2個の危険因子、メタボリックシンドロームがある) |
中等リスク | 中等リスク | 高リスク | 高リスク |
| リスク第三層 (糖尿病、CKD、臓器障害/心血管病、3個以上の危険因子のいずれかがある) |
高リスク | 高リスク | 高リスク | 高リスク |
1.低リスク
治療方針は、1度高血圧(140~150/90mmHg)で、ほかに危険因子のない低リスク症例では、一定期間(ヶ月以内)の生活習慣の改善を求めた。
2.中等リスク
生活習慣の改善を1ヶ月以内行うとした。いずれの場合も降圧目標に至らないケースでは降圧薬療法を行うことと推奨する。
3.高リスク
3度高血圧(≧180/≧110mmHg)など高リスク症例には直ちに(数日以内)降圧薬治療を開始する。
2004年版と違うのは、2度高血圧のリスク第二層はこれまで「中等リスク」だったが、今回からはこの層で脳卒中が高いことから「高リスク」に変更
日本医事新報 10月18日