2008年12月 5日
今シーズン、RSウイルス感染症の報告数が例年より多い状態が続いており注意が必要です。
RSウイルスとは、新生児の50%が越冬中に感染し、肺炎や急性咽頭炎(クループ症候群)などの上気道感染を引き起こし、再感染を繰り返します。母親から移行した免疫は感染防御の役をなさず、ワクチンも実用化されていません。

グラフ : IDWR感染症週報第46週(11/10~11/16):通巻第46号より
2008年12月 4日
12月に流行のピークをむかえるノロウイルスによる食中毒は、感染性胃腸炎では患者数は第一位。年間8500人以上で、症状は嘔吐、吐き気や下痢、腹痛。感染してから1~2日で発症し、特徴は感染力が強いこと。
手指を介してばかりでなく、吐物残渣が空気中に浮遊して感染するほど。また感染者の便中のウイルス排泄は、その症状がなくなっても1?3週間は続いている。
たいていは症状は1~2日で回復するが、特別な治療法はないので感染が拡がるのと、どう対策をたてて防ぐかにかかっている。そのためには、ノロウイルスを早く検出すること。当院でも使用しているイムノクロマト法によるNV-ICキットは20分間で検査できる。
今の時期、そんな症状があれば直ぐに検査を受けて、学校、会社を休むこと。
ほかの人への感染防止が最も大切です。
慶友会
2008年11月11日
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は例年10月の初め頃より増加し、11月から流行の時期となる。かぜと診断されていることが多い。

グラフ : IDWR感染症週報第43週(10/20~10/26):通巻第43号より
一方、旭川市におけるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、第40週(9月25日~10月5日)以降全国平均を上回る報告数が続いており、これから冬の流行期を迎えるにあたり注意が必要である。

グラフ : 北海道感染情報センター発表のデータに基づき作成
2008年11月10日
本年のマイコプラズマ肺炎の報告数は例年と比較して高めに推移していますが、ここに来て第40週(9月29日~10月5日)以降、報告数がゆるやかに上昇しています。
2006年~2007年のシーズンがそうであったように、冬から春にかけて大きく流行する可能性も示唆されます。十分に注意が必要です。

グラフ : IDWR感染症週報第43週(10/20~10/26):通巻第43号より
2008年10月21日
10月21日現在報告数で、Vero毒素産生性大腸菌分離報告総数は1372件。うちO157は856件、O26が358件、その他の型が158件である。第40週(9月29日~10月5日)には、北海道で高齢者共同生活施設における集団発生(死亡例1を含む)からO157が検出されている。

国立感染症研究所感染症情報センター 病原微生物検出情報(IASR) より