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百日咳

2008年6月16日

 百日咳は、百日咳菌を原因とする急性の呼吸器感染症である。百日咳(P)ワクチンを含んだジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)3種混合ワクチンを接種していない生後6ヶ月以下の乳児が罹患した場合は、未だに死に至る危険性がある疾患である。
 通常は、感染後7から10日間の潜伏期間を経て発症するが、臨床経過は(1)カタル期、(2)痙咳、(3)回復期の3つに分かれている。最近では、20歳以上の成人例の報告数が年々増加してくると共に、発生報告数そのものも増加に転じている。また、成人の発生例は咳が長期にわたって持続するものの、乳幼児にみられるような重篤な痙咳性の咳嗽を示すことは稀である。治療薬としては、マクロライド系抗菌薬が第一選択である。

 2008年の百日咳の週別の定点当たり報告数は、過去10年間の同時期と比較しても高い状態が続いているが、殊に第22週(5/26~6/1)は大きな増加が見られた。

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IDWR感染症週報第22週(5月26日~6月1日):通巻第10巻第22号 より

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