2008年6月16日
咽頭結膜熱は、アデノウイルス3型に感染することによってみられる咽頭炎、結膜炎を主とする急性ウイルス性感染症である。発熱、咽頭炎、結膜炎が3主症状であり、通常感染曝露からの潜伏期間が5~7日、有症状期間は3~5日と言われている。感染経路は、飛沫感染、接触感染である。感染予防対策の実行は困難であり、毎年全国的に乳幼児施設や小児施設において集団感染がみられている。感染症発生動向調査によると、2008年は第20週(5月12日~5月18日)以降第22週(5月26日~6月1日)まで3週間連続して増加し、過去10年間の同週と比較しても最も報告数の多かった2006年に次ぐ報告数となっている。第22週で、報告数が多い都道府県は、石川県、秋田県、大阪府、大分県、兵庫県の順である。
IDWR感染症週報第20週(5月26日~6月1日):通巻第10巻第22号 より