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手足口病

2008年6月27日

 手足口病は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス性感染症であり、乳児を中心に夏季に流行する疾患である。病原ウイルスは、主にコクサッキーA16(CA16)、エンテロウイルス71(EV71)である。臨床的特徴として、感染から3~5日の潜伏期間の後に、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四肢末端に2?3?の水疱性発疹ができる。発熱は軽度で、高熱が続くことはない。本症は、数日間で治癒する予後良好の疾患であるが、EV71ウイルスに感染した場合は髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの多彩な臨床症状を呈することがある。感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染であり、予防として手洗いの励行と排泄物の適正な処理が基本となる。
 過去10年間の発症状況を見ると、ピークは第28週(7/7~7/13)前後であり、これから患者発生数が増加すると思われる。対象は、5歳以下の乳幼児と例年変わりはないが、2008年は特に5歳以下の報告割合が90%以上である。


IDWR感染症週報第24週(6/9~6/15):通巻第24号より

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