2009年10月 3日
米疾病対策センター(CDC)は10月1日の週報で、新型インフルエンザ死者の3割が細菌に同時感染していたと発表した。
新型インフルエンザと同時に細菌に感染したと疑われる場合は、抗生物質による治療を検討するようにCDCはすすめている。
2009年9月25日
1例目は、13才男児で、9月13日に発症し、翌14日に入院。タミフル投与をうけ、安定した状態にある。
2例目は、14ヶ月の女児で、9月23日に発症し、即日入院。タミフル治療をうけ、安定した状態。この2症例ともに病気あるいは死亡した家禽との接触が確認されている。
エジプトでは87名の感染者と27名の死亡(致死率31%)
世界では442名の感染者と262名の死亡(致死59%)
WHO9月24日より
2009年9月16日
北里大学 和田耕治先生の報告(医事新報No.4455 9月12日号から抜粋)
1.潜伏期
1~7日(3~4日)
2.感染可能期間
発症前1日から、発症後7日。小児ではやや長く10日程度。解熱後2日までか、症状が始まった翌日から7日目までは外出しない方がよい。
3.患者
20才未満の患者が半分で、1~4才の小児、1才未満、5~19才、20~34才の順に多く、男女差はない。
4.症状
発熱(37.5℃以上)なら、電話相談あるいは主治医に連絡する。その他は全身のだるさやセキなどかぜにみられる症状。迅速診断キットで陰性にでても、新型インフルエンザは否定できない。
5.入院
2~7%が入院になる。また100人の入院患者の8~25人がICU、10~14人が人工呼吸器管理が必要。入院の年代別では5~19才が58%と一番多く、5才未満16%、20~39才が8%、40~59才が7%、60才以上には10%。入院して死亡したのは100人当たり1.6~5.0人。一般の致死率は0.5%(200人に1人で季節性インフルエンザ0.1~0.2%に比べると高い)、特徴は季節性インフルエンザの死亡の90%が65才以上に対して新型では20~49才と若い年齢であること。ニューヨークの例でみると、死亡者の70%に基礎疾患があり、喘息または呼吸器疾患29%、糖尿病31%、心疾患18%。
6.流行のピーク
米国では10月15日。日本では10月上旬といわれている。厚労省の推計では20%(2400万人)が発症し、入院率は患者の1.5%、重症化率は0.15%。最大時点では入院患者4万6400人、1日当たり新規に発症するのが76万人という。
7.ピークを小さくするために
①患者が他の人に感染させない。セキエチケットや、セキの時に腕でふさぐなど。
②学級(学校)閉鎖など1割の生徒の欠席で学級閉鎖を決めているところもあるが、地域での流行の状況に合わせるといい。
正しい知識で、上手に対応していけば、十分に乗り切っていけるはずです。沖縄では第1波はもう下火になってピークをすぎています。考えていたほどの混乱もなかったように見受けられます。 慶友会
2009年9月16日
厚労省は基本的考え方を次のように示した。
優先接種対象者
| ・インフルエンザ患者の診療に従事する医療従事者*¹ | 約100万人 |
| ・妊婦 | 約100万人 |
| ・基本疾患を有する者*² | 約900万人 |
・小児(1才~就学前) | 約600万人 |
| ・1才未満の小児の両親 | 約200万人 |
| その他の者 | |
| ・小中高校生 | 約1,400万人 |
| ・高齢者(65才以上) | 約2,100万人 |
| 合計 | 約5,400万人 |
※1 医療従事者は、あくまで直接診療に従事する者が基本的な考え方。
※2 基本疾患を有する者については、考え方を関係学会に検討してもらっている。それに該当するかは主治医の判断による。
2009年9月15日
日本で、新型インフルエンザウイルスAH1pdmが検出された2009年第19週(5月4日~5月10日)以降第35週(8月24日~8月30日)までに6,635件のインフルエンザウイルスの検出が報告されており、そのうちAH1pdmは5,666件(85.4%)を占めている。
また、特に患者報告数が増加した第28週(7月6日~7月12日)以降では、第35週(8月24日~8月30日)までにAH1亜型(Aソ連型)12件(0.3%)、AH3亜型(A香港型)80件(1.8%)、B型4件(0.1%)、AH1pdm(新型インフルエンザウイルス)4,440件(97.9%)とインフルエンザの検出報告数をAH1pdmが占めている。
IDWR感染症週報第35週(8月24日~8月30日)より