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WHO Pandemic(H1N1)2009-update84より

 日本のインフルエンザのピークは、2009年11月下旬であったが、沖縄地区では12月下旬からわずかに増えている。

インフルエンザ薬情報

 富士化学工業が東大医科研の河岡教授らのグループと治験をすすめる、インフルエンザ治療薬(T-705)の効果が確認された。

 H5N1型の鳥インフルエンザウイルスに対しても、タミフルより高い治療効果があり、作用機序がタミフルと違うため、タミフルなどに耐性が発生した場合にも効果が期待される。

※タミフル、リレンザはウイルス表面のタンパク質の働きを妨げ、ウイルスが細胞内から脱出できないようにする。T-705は、ウイルスの遺伝子複製をつかさどるRNA(リボ核酸)ポリメラーゼの働きを阻害し、細胞内でのウイルスの増殖を妨げる。

季節性インフルエンザにも油断せずに

 新型インフルエンザは昨年8月末に流行しはじめ、11月29日からの1週間でピーク(1定点観測医療機関あたり39.63人)。
 スペインかぜ(1918年)やアジアかぜ(1957年)の新型インフルエンザでは、第一波の流行が過ぎた後、2~3ヶ月後に再び小規模(ただし死亡率は高くなる)な流行が発生している。

 例年の季節性インフルエンザは1月~2月から増えはじめ、3月にピークを来すことが多く、新型の第二波と重なると感染者が予想を超えることも考えられる。
 前回も書いたが、この度の新型インフルエンザの死亡率は、確かに季節性に比べて50~100分の1だが、第二波では、今までの経験からとウイルスの変異も考え合わせて、高くなるのは間違いない。

 これから出来ることは、季節性インフルエンザ、新型インフルエンザのワクチン接種を受けること。
 手洗いとうがいの励行。必要に応じてマスクを。
 家族の1人がインフルエンザにかかって、誰かにうつり発症するのは2.6日(3日以内)だったことが、統計分析でわかっている。また他国に比べて、死亡者が少ないのは、ワクチンの効果とタミフル、リレンザによる早い治療が功を奏していると考えられる。

慶友会

カンボジア保健省

 カンボジア保健省の発表によると、鳥インフルエンザH5N1に感染した57才男性が12月16日に入院治療を受けている。現在は安定した状態にある。

カンボジアでは9人の感染者、その内7人が死亡。この症例は今年になって初めて診断されたものである。

WHO 12月18日より

ベトナム保健省発

 12月11日ベトナム保健省。男性(年齢不詳)で11月18日に発症し入院したが、11月28日に死亡。彼の家族が家禽やガチョウを家の中で飼育していた。

 ベトナムでは112人の感染者と57人(50.9%)の死亡者をだしている。

WHO 12月11日より

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