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エジプト保健省発

 3人の鳥インフルエンザA(H5N1)の感染者が報告された。
 1例目は、1才男児で6月1日に症状がでて6月2日に入院。タミフルの治療で6月9日治療退院。
 2例目は、4才女児。6月5日発症し、6月6日に入院。タミフルの治療を受け6月14日に回復退院。
 3例目は、1才男児。6月15日に発症し、6月16日に入院。タミフルの投与をうけ安定した状態にある。

 この3人ともに病死または病気の家禽との接触があった。

 エジプトでは81人の感染者と27人の死亡者(致死率0.33%)

 トータル436名が感染、262名の死亡者。(致死率60.1%)

WHO 7月1日

6月22日 WHOより

  A(H1N1)豚インフルエンザの死亡率は52160人の感染者で231名の死亡:0.44%。この死亡率をメキシコを除いては、0.26%。最近の感染者7873人の死亡者は51人で、死亡率は0.64%。少なくとも死亡率でみる限り、高くなっている傾向がある。Lancet6月20-26日では、慢性疾患、たとえば喘息、心疾患、糖尿病、自己免疫疾患や肥満に加えて妊婦などでは注意をうながしている。さらに今の第1波より秋から冬に国内でも増えてくる第2波では、死亡率はさらに高くなる(3~5倍)可能性がある。

IHTより 新型インフルエンザ(H1N1)

 ニュージーランドでは、新型インフルエンザに対する警戒レベルを高めた。保健省によると、ニュージーランドでは216名感染が確認されている。

 その他、タイでは589名が感染し、そのうち71名が新たに感染している。サモアでは、はじめての新型インフルエンザの感染が確認され、シンガポールでは、77名の感染者のうち11名が新たに感染したと報告された。

2009年季節性インフルエンザと新型インフルエンザについて

 2008年に比べて、2009年の季節性インフルエンザは圧倒的に多い。5月中旬から日本でも新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染者がみられるが、現在のところ増加傾向ははっきりしない。

 WHOは6月11日(日本時間6月12日未明)に新型インフルエンザの流行に対しフェーズ6(世界的流行を示すパンデミック)宣言をした。これからは南半球オーストラリア、南米での感染者の増加が予想される。そしてその増加具合が北半球の秋から冬にかけての第二波の流行規模を推測させるひとつの目安になるので注目する必要がある。ちなみに、新型のインフルエンザによる前回のパンデミックは今から40年前(1968年)の香港かぜ(A/H3N2)によるもので、全世界での死者は約100万人にのぼった。

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 季節性インフルエンザは昨年(2008年)と比較して今年(2009年)は多いのがわかる。過去5年と比較しても多いのがわかる。(下記グラフ参照)090619.png

  

※ 報告週数対応データ(2009年)

  • 18週 :4月27日~5月3日
  • 19週 :5月4日~5月10日
  • 20週 :5月11日~5月17日
  • 21週 :5月18日~5月24日
  • 22週 :5月25日~5月31日
  • 23週 :6月1日~6月7日
  • 24週 :6月8日~6月14日
  • 25週 :6月15日~6月21日
  • 26週 :6月22日~6月28日
  • 27週 :6月29日~7月5日

 新型インフルエンザ(A/H1N1豚インフルエンザ)は、世界的に南半球の国での増加で、全体としては増えている。
 日本国内では、季節的(暖かくなり、湿度が高くなる)な要素もあり、散発状態。しかし、これは、消えたわけではなく、ウイルスの不活化などにより潜在化していると考えた方がよい。
 秋から冬にかけては、今までの例からいうと増えてくること、それも3~4年は続く可能性がある。※

 ※参考 : http://content.nejm.org/cgi/content/full/360/25/2595/F1

 新型インフルエンザウイルスの亜型がブラジルで見つかっているとの報告があり、これから変異して感染性や病原性が変わることが予想される。
 WHOや国立感染症情報センターからの正確な情報に注意を払うこと。

慶友会

カタールで初の新型インフルエンザ(H1N1)感染

 カタールでは、オーストリアとニューヨークから帰国した2人の子どもが新型インフルエンザ(H1N1)ウイルスに感染した。
 その他サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート、バーレーンでも新型インフルエンザが報告されている。

IHT 6月17日

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