2009年6月19日
2008年に比べて、2009年の季節性インフルエンザは圧倒的に多い。5月中旬から日本でも新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染者がみられるが、現在のところ増加傾向ははっきりしない。
WHOは6月11日(日本時間6月12日未明)に新型インフルエンザの流行に対しフェーズ6(世界的流行を示すパンデミック)宣言をした。これからは南半球オーストラリア、南米での感染者の増加が予想される。そしてその増加具合が北半球の秋から冬にかけての第二波の流行規模を推測させるひとつの目安になるので注目する必要がある。ちなみに、新型のインフルエンザによる前回のパンデミックは今から40年前(1968年)の香港かぜ(A/H3N2)によるもので、全世界での死者は約100万人にのぼった。

季節性インフルエンザは昨年(2008年)と比較して今年(2009年)は多いのがわかる。過去5年と比較しても多いのがわかる。(下記グラフ参照)
※ 報告週数対応データ(2009年)
新型インフルエンザ(A/H1N1豚インフルエンザ)は、世界的に南半球の国での増加で、全体としては増えている。
日本国内では、季節的(暖かくなり、湿度が高くなる)な要素もあり、散発状態。しかし、これは、消えたわけではなく、ウイルスの不活化などにより潜在化していると考えた方がよい。
秋から冬にかけては、今までの例からいうと増えてくること、それも3~4年は続く可能性がある。※
※参考 : http://content.nejm.org/cgi/content/full/360/25/2595/F1
新型インフルエンザウイルスの亜型がブラジルで見つかっているとの報告があり、これから変異して感染性や病原性が変わることが予想される。
WHOや国立感染症情報センターからの正確な情報に注意を払うこと。
慶友会