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吉田病院に寄せられた健康相談より

2008年11月 6日

1. インフルエンザの予防接種の効果について教えてください

 インフルエンザワクチンの有効性は健康成人での発症防止効果は70~90%です。学童(7~14歳)での感染防止効果は、78.1%、幼児(2~6歳)での感染防止効果は53.5%、世界各国からの発表をまとめると健康小児のワクチン効果は65%と報告されており、2歳以下では有意な効果は認められません。日本小児科学会でも1歳以上6歳未満では有効率は、20~30%と考えています。またB型インフルエンザに対する効果はA型インフルエンザに比べて、20%位低下します。
  効果の発現時期は、予防接種後2週間といわれ、5ヶ月間効果が持続します。したがって、成人や学童での感染防止には十分役立つのでワクチン接種をすすめること、また、乳幼児での発病防止効果は十分ではないので両親など家族全員のワクチン接種を行うことが必要だと思います。

2. 先日テレビではしかと風疹の接種をすすめていました。家では、赤ちゃんの時の1回しかしていません。(入学前の分は、し忘れました)。上の子は小5、下の子は小3ですが、それぞれこれからいつ受けさせたらよいでしょうか。  

 以前ははしかと風疹の予防接種は1歳を過ぎたら、別々に各1回受けることになっていました。しかし、これでは20歳ころになるとはしかや風疹の抵抗力が低下して、大学などではしかの集団発生が起こることがわかってきました。そこで現在は基本的にははしかと風疹の混合ワクチン(MRワクチン)を1歳と小学校入学の前年の2回接種することになっています。しかし現在小学生、中学生のかたは1回しかワクチンを接種していないため、救済措置として今後5年間は中学1年か高校3年のときに公費負担(無料)でMRワクチンを打つことができます。したがってご質問の小学5年生、小学3年生は中学1年生のときに公費負担(無料)でMRワクチンを打つことになります。しかしそれまでの間にはしかや風疹になったら不安だというかたや、今まで一度もはしかや風疹のワクチンを接種していない方は、自費(有料)でワクチンを接種することができます。料金は各医療機関で違いますので、病院の方へ問い合わせてみてください。

吉田病院 内科 上田 修

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