インフルエンザ流行予測・・・今シーズン('08~'09)は大流行か?
2008年10月 9日
インフルエンザ流行予測(2008年から2009年にかけて)

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昨シーズンの流行の規模は、小流行でした。6年ぶりの小流行です。周期的にはここ10年間、中、中、小、小、中、中、大、中、中、小流行と経過しています。大流行は1度だけでほぼ中流行の傾向にあります。抗体保有率が多いとも少ないとも言い難い状況です。
- ウィルスの型でみると、昨シーズンはAソ連型(H1N1)がほとんどでありA香港型(H3N2)とB型はほんのわずかの出現でした。
A香港型(H3N2)は、ここ19年間連続して出現しています。昨シーズンはわずかでしたが今年も続くと考えます。逆に多くなる可能性があります。Aソ連型(H1N1)は、3年連続して出現しました。ただその前4年は出現していません。昨シーズンの反動で今年は出現しても少なくなると考えます。B型は一年おきに流行する傾向がここ10年の統計としてあり、今年は出現する年にあたります。
したがってA香港型(H3N2)とB型が主の組み合わせになる可能性が高いと考えます。この組み合わせは、流行規模が大きくなる傾向があります。
- 今年の6月?8月の降水量は、北日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美で少なく、北日本太平洋側、東日本、西日本日本海側で平年並みで、流行規模が小さくなる因子になる程の大雨ではありませんでした。
これらを総合的に考えますと、今年の冬のインフルエンザ流行規模は大流行あるいは大流行に近い中流行になると予測します。
また、世界的に感染力の強い新型ウィルスが近々現れてくるだろうと心配されています(詳しくは本ホームページをご覧下さい)。この場合は全く異なります。この点は要注意です。
平井 克幸 (医療法人社団慶友会 吉田病院 インフェクションコントロールドクター)